急な話ですが、この絵文字🕴をご存知ですか?浮いてるビジネスマン、the jumping rude boy、メンインブラック、死神・トッケビ…この絵文字🕴は国によって、呼び名がたくさんあります。また、最近ではよく「この絵文字🕴は一体何ですか」や「なぜこのよくわからない絵文字が存在するのか」のような質問をたくさん聞かれています…
ついに、この絵文字を皆さんに紹介する時が来ました!っと思います。
🔺各プラットフォームでの絵文字🕴のデザイン
🕴の基礎情報
絵文字🕴の公式名は「person in suit levitating」です。 2014年6月16日にUnicodeバージョン7.0としてリリースされ、サブカテゴリ「人-活動」に属しています。
この絵文字は一般的に使用されている絵文字ではありません。今年の「最も使用された絵文字ランキング」では、🕴は第838位に位置し、中級やや下レベルであまり目立ちません。例えほぼ毎日絵文字を使っていても、この目立たない絵文字に気を配ったことはあまりないでしょう。
🔺🖼クレジット:Unicode.org
しかし、一度も使ったことがなくても、🕴にまつわる面白い裏話をぜひ皆さんに教えてあげたいです!
🕴の起源とデザインコンセプト
🕴の起源は1990年代に遡ることができます。当時、MicrosoftはInternet Explorer 4.0に取り組んでおり、システムにはWebdingsと呼ばれるフォントが含まれています。Microsoftによって設計された白黒の記号セットと見なしていいでしょう。
この浮いてるビジネスマンのデザインは、アメリカの書体デザイナーであり、マイクロソフトの元従業員であるVincent Connareによって設計されたものです。そのデザインインスピレーションは架空の人物である Walt Jabscoから来ました。そしてこの人物はレゲエミュージシャンで元ウェイラーズのメンバーであるPeter Tosh をベースにデザインされており、現在は英国のレコードレーベル2 Tone Recordsの核心的な芸術作品の一つになっています。
もしスカ(SKA)ファンであるなら、この絵文字を見逃してはいけません!
🔺Peter Tosh(右)🆚Walt Jabsco🆚浮いてるビジネスマンの絵文字(iOSバージョン)
NewsweekのConnareへのインタビューによると、彼はこう言いました――
「日本から輸入したSpecials(バンド名)のビニールレコードを持っていて、カバーに『ジャンプ』というキーワードがあるので、ジャンプしている記号を作ってもいいんじゃないかと思いました」、「あの2 Toneのスタイルは白黒でグラフィックなので、そういうものをフォントに変えやすいからね」と。
また、🕴は90年代にMicrosoftによって設計されたため、今に至るまで、一連の設計変更が行われました(ここではMicrosoftの設計について説明します)。
🔺各アップデートで、🕴は白黒からカラー絵文字、服の色の変更、ネクタイの色の変更など、さまざまな程度のデザイン変更がありました。
SNSでの🕴使用法
この浮いてるビジネスマンを使ったことはないかもしれませんが、SNSで時折見ることができます。本サイトの新しくリリースされた「純粋なAIアルゴリズム」ベースに分析された、タグクラウドと相関図から、SNSで🕴をどのように使用しているかを知ることができます。
🔺純粋なAIアルゴリズムによって分析された🕴のタグクラウドと相関図です。
上記の使い方を除いて、SKAファンのように、特定の分野の愛好者は、特定の人物、映画、またはテレビドラマを指すためにこの絵文字を使用することも多々あります。
🔺あなたにとって🕴はメン・イン・ブラック?マイケル・ジャクソン?それとも『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜の死神・トッケビ?
🕴は一つのシンプルな白黒の記号から、2014年にUnicode 7.0で追加された公式の絵文字になるまで、約14年かかりました。🕴がまだよく知られていないのは何だかもったいないと思います。個人的に言えば、この面白いプラス少し奇妙で不気味な絵文字は私のお気に入りの絵文字の1つです。もっと多くの人々が🕴の裏話を知ってもらい、興味を持ってくれるならうれしいです。
兎にも角にも、🕴についての話は以上になります。他に詳しい情報を知りたいと希望する絵文字がある場合は、下のコメントでぜひお知らせくださいね🤗。