最新のユニコードバージョンであるUnicode.16.0について、2022年4月4日から7月31日まで絵文字の提案を提出可能となっています。自分の特別な絵文字を作って、デバイスやプラットフォームで使いたいなら、この時期を見逃さないで!
新しい絵文字を作りには、その絵文字の提案を作り、ユニコード協会(Unicode Consortium)にメールで送信する必要があります。提出の注意事項説明は、前のブログ記事をご参照ください: 🐣新しい絵文字を作りましょう!
とは言え、前回のブログからかなりの時間が経ち、新しい絵文字の申請条件にいくつかの変更があります。たとえば、これからのフ旗系絵文字の提出について、今回ユニコード協会から重大発表がありました。
フラグ系絵文字の提出に関する情報更新
絵文字小委員会委員長を務める Jennifer Daniel のブログ記事に述べたように、旗系の絵文字は、その制限のない性質、使用頻度の低さ、および実装の負担などの特徴のために、大きな問題を抱えています。そのため、今回ユニコード協会は将来的に旗の提案を受け入れないと発表しました。
ただし、この決定について、地理的フラッグと非地理的フラッグ(プライドフラッグ、言語フラッグなど)の2つの状況に分けられています。
- 地理的フラッグ:「旗」は現在最大のカテゴリですが、実のところ使用頻度は低く、国/地域の旗の使用はさらに少ないです。
- 非地理的フラッグ:プライドフラッグ、カラーフラッグ、オリンピックフラッグ、言語フラッグなど、このようなフラッグ絵文字の提案を今後受け付けないとユニコードが決定しました。
新しい地理的フラッグを提出したい場合、不可能とは言えないが、非常に困難です。国/地域の旗絵文字の提出は、特定の国/地域への差別のように見えることを避けるために、ユニコード側からさまざまな角度から検討する必要があります。国/地域の旗の絵文字の詳細については、以前のブログ記事をご参照お願いします:🚩Windowsシステムでの国旗の絵文字はアルファベットで示すのはなぜ?
しかし、不公平と思う人があるかもしれません。レインボーフラッグ、トランスジェンダーフラッグがあるのに、新しいフラッグを提案できないのはなぜ?将来代表的なフラッグが必要なグループがある場合はどうする?また、プライドフラッグだけでなく、将来的に他の旗絵文字が必要になった場合はどうなりますか?
🖼️クレジット:ウィキペディア-プライドフラッグ
ユニコード協会はこの状況をもちろん考慮しました。新しい旗の絵文字を提案する代わりに、カラーハートの絵文字❤️を使用して特定の旗を示すことをお勧めします。たとえば、「💜🤍💚」でジェンダークィアのプライドフラッグを、非バイナリプライドフラッグは「💛🤍💜🖤」表示するなど。また、国や地域を表すためにカラーハートの組み合わせを使う、というような、ハートの絵文字の「本当」の使い方をすでに見つけた人たちもいます。
さらに、ユニコードは将来、新しいハート絵文字の色を増える予定があり、旗の色のバリエーションを表すための要求をある程度満たすことができると信じています。
🔺すでにUnicode15.0で追加される3つの新しい色のハート絵文字がありますよ。
まとめ
とにかく、ユニコード側が旗系の絵文字に対する申請を再開しない限り、新しいフラッグ絵文字を提案することはできません。ただし、旗以外の絵文字アイデアを提出には今が最適です💡!
とは言え、新しい絵文字を作る時、ユニコード絵文字小委員会(Unicode Emoji Subcommittee -ESC)は、絵文字の使用頻度、他の絵文字とのトレードオフ、フォント化後のファイルサイズ、開発者とユーザーの負担など、多くの面を考慮する必要がります。したがって、任意な物を絵文字化することは不可能です🚫 。場合によって、エンコードする絵文字の数を減らす必要さえあります。もし絵文字を作りたいなら、承認の可能性を高めるために、提案する絵文字を慎重に検討する必要があります。
また、EmojiAllも将来的に絵文字を提案する予定があります🙋。素敵な考えがあれば、ぜひコメントください💭👇、もしかしたら、次のバージョンにあなたの絵文字があるかもしれないよ🤔。