同じ絵文字なのに、プラットフォームが違うと、そのデザインも違く見えることにお気づきましたか?
🔺:iOS(左)とAndroid(右)での同じ絵文字のデザイン違い
上の画像の例で、絵文字のデザインは完全同じではないが、その違いは比較的小さいです。ただし、プラットフォームによってまったく異なる絵文字がたくさんあります🤣。
では、なぜこのような違いが存在するのか❓まず、絵文字の起源を知る必要があります。
絵文字とは?
絵文字は1990年代に、NTTエンジニアの👨💻栗田穣崇がNTTドコモの携帯電話IP接続サービス「i-mode」のリリースに向けて設計した、約200の12 * 12pxの絵文字画像です。これらのかわいらしい絵文字がリリースされた途端、たちまち若者の間にバズり、いろんなプラットフォームに導入されました。
しかし当時、違うプラットフォームの絵文字の間、互換性がないため❌、違うプラットフォーム間で絵文字を送ると、絵文字が文字化けしたり、表示できなくなったりするなどの問題がありました。その後、絵文字が世界中での普及につれて📈、この問題を解決する必要性が問われました。2010年に、符号のエンコードを担当するユニコード協会(The Unicode Consortium)が絵文字をユニコード標準化することに決定しました。これによって、絵文字を導入する際の各プラットフォームには統一されたエンコード標準があり、絵文字の互換性が実現されました。
🔺:本サイトで各絵文字のコードポイントを調べることができますよ😉
ユニコード標準の構築、発展と普及を取り組む組織として、ユニコード協会側は主に絵文字のレビュー、管理、コーディングを担当しています。そして絵文字の外観は各プラットフォーム(ベンダー)によって独自にデザインします。
毎年、ユニコード協会が新しい絵文字のリリースを決定すると、知らせを受け取ったプラットフォームは情報とサンプル画像に基づいて新しい絵文字の外観をデザインし始めます🖼。プラットフォームごとに独自のコンセプトとデザイン趣向があるため、デザインされた絵文字の最終外観は異なります。一部のプラットフォームでは、絵文字をデザインする際にそのブランドの関連情報も加えています。たとえばApple社は、りんごの木を植樹してまわったアメリカ開拓史上の伝説的人物John Chapman(通称 Jonny Appleseed)に敬意を表して、すべての本の絵文字📚表紙に「VOL X by John Appleseed」をデザインしています。
以下にいくつかの主流プラットフォームの絵文字デザインを示しています。どのデザインがお好きでしょうか?
違うプラットフォームの絵文字デザイン
1. Apple‐アップル
Appleのデザインは個人的のNO.1お気に入りです❗Appleの絵文字は立体的かつリアルで、細部の処理も非常に繊細です。一部の絵文字は実物とほぼ同じように見えるため、基本的にその絵文字の意味を誤解しません(とは言え、昆虫系の絵文字はリアルすぎじゃない😭)。
Apple製品の使用者の数が多く、大体な人はAppleの絵文字に対し見覚えがあります。また、Appleは常に他のプラットフォームよりも早く新しい絵文字をリリースするため、Appleの絵文字は印象付けもしやすいです。このことによって、絵文字がAppleによって作り及び更新されていると考えている人は数多くいます(実は私もそう考えていた🤐)…が、実は全く違います🙅!!新しい絵文字の誕生はかなり複雑なプロセスで、詳しくはこちらをご参照ください:🐣新しい絵文字の作り方は? 。でも簡単にまとめてみると:個人や団体で絵文字の提案を提出➡Unicode絵文字小委員会が提案をレビュ➡プラットフォームに搭載、大体このようなプロセスです。
2. Google‐グーグル
🔺:二種類のGoogle絵文字デザインの比較
Googleは2013年にBlob emojiをリリースしました。これらの絵文字は不規則な形を持ち、柔らかく弾力のあるスライム状に見えるため、多くの人がこの絵文字セットを「ゼリーマン」または「プリン🍮」と呼んでいます。しかし残念ながら、各プラットフォーム間で絵文字外観を一貫させるために、Googleは2017年以降にデザインを変更し、他のプラットフォームのデザインにより似たデザインを採用しました。
ちなみに、大体のAndroidデバイスはGoogleの絵文字を搭載しています。
3. Microsoft‐マイクロソフト
🔺:二種類のMicrosoft絵文字デザインの比較(画像クレジット:https://docs.microsoft.com/)
前のMicrosoft絵文字は、黒い枠で囲まれたコミック風のデザインがその一番の特徴です🧸。しかし、2021年11月に導入されたWindows 11の更新で、Microsoftは前の絵文字スタイルを諦め、全く新しいFluent Designスタイルに置き換えました。新しい絵文字デザインは、以前のものと比べて色とスタイルが大幅に変更されており、他のプラットフォームのデザインにもより近づいています。
4. Samsung‐サムスン
🔺:Samsungの旧絵文字デザインと他のプラットフォームの絵文字の比較(画像ソース:Emojipedia)
Samsungの以前の絵文字セットには誤解を招く、意味不明の絵文字がいくつが存在しています😅。よって、その絵文字デザインの大幅の更新が求められています。
2018年、Samsungはそのすべての絵文字デザインを一部の特徴を保つまま、「普通のデザイン」へ変えました。
とにかく、ここでは1つずつ紹介できないが、プラットフォームが他にもたくさんあります。すべてのプラットフォームの絵文字デザインは、当サイトのプラットフォームリストで確認、そしてダウンロードできます⬇!ぜひお使いください🤗~
デザインの違いによる問題
全プラットフォームが同じ絵文字をデザインしていても、絵文字の外観は依然として異なります。一つのプラットフォームから違うプラットフォームへ絵文字を送る際、その違いが誤解を招きやすいです。たとえば、Samsungは以前🙄を笑顔としてデザインしていたため、多くのユーザーがこの絵文字を笑顔の絵文字として誤用していました...
🔺:デザインを変えてよかったね...💀
でも大丈夫!このような問題は少しずつ解決されています。過去数年間、各プラットフォームは、絵文字を変更と絵文字の全体的なスタイルの更新、このように独自の絵文字デザインを継続的に更新してきました。これらの変更により、プラットフォームの絵文字デザインの間の違いがどんどん小さくなりました。
もう一つの問題があります。各プラットフォームはデザイン更新された絵文字のアップデートの時間差のため、一部のプラットフォームまたはデバイスでは当期更新した絵文字を完全に表示されない場合があります😩。
🔺:上の枠付きXは、表示できなかった絵文字です
この問題は少し複雑です。詳しく説明するブログ記事が後日発表する予定です🙇!
まとめ
プラットフォームごとに絵文字の見た目が異なる理由は、プラットフォームよりの絵文字デザインの差です。ただし、プラットフォーム間で絵文字の一貫性を確保するため、各プラットフォームはその絵文字デザインの独自の特徴を保つまま、デザイン方向は将来的にますます近づく可能性があります。今になって、絵文字の外観がマーケティングの一環にさえなっています、若い世代はかわいい絵文字を搭載しているデバイスを購入する傾向があります。では、どのプラットフォームのデザインが一番好きですか?コメントでぜひ教えてください!👇